なぜかモラハラ男性を選んでしまう心理〜再婚・バツイチ女性へ〜
「優しい人だと思っていたのに、気づけば相手から否定ばかりされていた」
「なぜかいつも、同じようなモラハラタイプの人を好きになってしまう」
婚活をされている中で、そんな戸惑いを感じたことはありませんか。
私は再婚バツイチの専門の結婚相談所を営んでいます。相談者様、会員様に過去の結婚についてのお話を伺うと、どうしてもモラハラ男性を好きになってしまう、惹きつけられてしまうという方が一定数いらっしゃいます。なぜでしょうか。
モラハラ傾向のある男性を選んでしまうのは、あなたが「悪い」からではありません。多くの場合、それは恋愛のごく自然な心理が働いた結果です。ただ、その心理の仕組みを知っておくと、自分の心の動きに気づけます。そして次のパートナー選びでは同じ苦しみを繰り返さない方向に行く手助けとなってくれます。今回は、モラハラ男性を選んでしまう女性心理を、その背景まで含めて掘り下げてお伝えします。
●モラハラ男性を選んでしまう女性に共通する心理的傾向
モラハラ気質のある男性は、交際の初期段階でとても魅力的に映ることがあります。
例えば、
・マメに連絡をくれる
・褒め上手
・リードが上手
こうした「分かりやすい優しさ」は、魅力的に感じてしまうでしょう。出会って間もないころのお相手を見極めるときの、大きな手がかりになりやすいものです。
さらに、会話が刺激的で楽しい相手には「もっと一緒にいたい」という気持ちが自然と強くなります。これは特別なことではなく、誰にでも起こりうる心理です。問題は、その「楽しさ」や「褒め言葉」の奥にある大切なところ、つまり人柄・価値観まで、出会って間もない段階では見えにくいという点にあります。
コミュ力は本来、女性の方が高いです。そのため女性が満足いく会話ができる男性は少ないです。そんな中で、会話が楽しく、刺激的なお相手の男性が目の前に現れてしまえば心が引き寄せられてしまうのは当然といえます。
●モラハラ男性に魅了されてしまう「クセ」はなぜ生まれるのか——心の奥にある背景
「なぜ自分は、モラハラタイプに惹かれてしまうのだろう」——そう感じたことがある方も多いかもしれません。その心理の奥には、いくつかの背景が関係していることがあります。
・育った環境の影響
子どもの頃、褒められることや期待に応えることが「愛される条件」だったと感じてきたタイプの女性がいらっしゃいます。その場合、大人になっても「たくさん褒めてくれる人=自分を大切にしてくれる人」と受け取りやすい傾向があります。これは自然な学習の結果であり、決して弱さではありません。このように親子関係が原因になっていることがとても多いです。
・過去の恋愛や結婚での経験
以前のパートナーに、自分の気持ちを十分に受け止めてもらえなかった経験がある場合です。「優しくしてくれる」「褒めてくれる」ことへの安心感が、通常よりも強く働きやすくなります。
・「認めてほしい」という気持ちの強さ
「認めてもらいたい」「特別に思われたい」という欲求は、誰の心にも自然にある欲求です。ただ、その気持ちが強くなると、巧みに褒めてくる相手に強く引き寄せられやすくなる、という側面があります。
・一人になることへの不安
「関係を続けられなくなったらどうしよう」という不安が強いと、違和感を覚えても「気のせいかもしれない」と自分に言い聞かせてしまう。そして判断が先延ばしになりやすくなります。
こうした心理は、あなたの弱さや欠点ではなく、誰の心にも存在する自然な心の仕組みです。大切なのは、こうした「心のクセ」を自分で知っておくことです。「なぜ自分はこの人に惹かれているのだろう」と、一歩引いて考えられるようになることです。
●「楽しい・刺激的」に惹かれてしまうのはなぜ?
婚活の場では、条件やプロフィール、そして会話の印象で相手を判断する時間がどうしても限られています。だからこそ「一緒にいて楽しいかどうか」は大切な判断材料です。でも、それだけで相手を決めてしまうと、人柄の部分を見落としやすくなります。
出会って間もない時期は、相手の良いところに意識が向きやすく、多少の違和感があっても「気のせいかな」「まだよく知らないだけかな」と、都合よく解釈してしまいがちです。これは恋愛初期に誰にでも起こる、ごく自然な心の働きです。
モラハラ傾向のある男性の多くは、交際初期は非常に感じが良く、相手を褒めることに長けています。これはモラハラ男性の大きな特徴なのでよく知っておいてほしい。しかし関係が深まるにつれて、少しずつ「否定」「価値観の押しつけ」「行動の管理」といった一面が顔を出します。表面的な楽しさと、人としての誠実さは、必ずしも一致するとは限らない——このことを、まず知っておくことが第一歩です。
●次の結婚で後悔しないためにできること
一度立ち止まって、このようなモラハラ男性に惹きつけられてしまう自分の心の動きを振り返ることは大切です。それは過去の選択を責めるためではなく、これから先の出会いをより良いものにするためのものです。
私自身、妻を病気で亡くし、シングルファーザーとして再婚に至った経験があります。人を見る目は一つひとつの出会いの中で少しずつ育っていくものだと感じています。焦らず、ご自身のペースで、ご自身の心と向き合っていっていただければと思います。
決まり次第お知らせします。